都市圏の民鉄路線を中心にいろいろ調べていきます。 どんどん新しい情報、コアな情報が欲しいので、些細なことでもかまいません、皆さんのコメントを心待ちにしております。
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今日、突然すごい発表がありましたね。
グリーン車導入とは驚きました。
いろいろ事情はありそうですが、
とりあえず中央線快速、つまり東京から高尾・大月の区間について
調べていきたいですね。
さて、まずは動画です。
そしてwikipediaです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/中央線快速
リンクの最後に今回のニュース
http://www.jreast.co.jp/press/2014/20150203.pdf
中央線快速はいろいろな議論の対象になっていますね。
まずは快速の通過駅の問題について考察します。
土休日に限って通過する、高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪駅の扱いです。
そもそも少なくとも立川まで複々線ならば、全く生じることのなかったであろう問題と考えています。
現状でも緩行線は三鷹まで伸びているにも関わらず、中野駅を輸送分岐点にしています。
しかし立川まで緩行線が伸びていれば、新宿立川間のインターアーバン(都市間電車)という性格が強くなるため
緩行線は立川まで通しの運転が増えていたかもしれないと考察します。
中央線では八王子と立川が郊外のターミナルと考えて良いでしょう。
東京起点とするならば立川駅は37.5km、八王子駅は47.4kmです。
東京起点だと、八王子というのは想像以上に遠い駅なのです。
新宿起点とするならば、そこから10.3km引き算した27.5kmと37.1kmです。
こうなると、総武線における東京から津田沼(26.7km)、千葉(39.2km)間の距離に似てきます。
複々線化を中途半端に終えてしまった中央線は都内を長く走ることが不運の原因だったのかもしれません。
蛇足ですが、立川まで複々線だった場合の新宿駅から先の快速線停車駅は
中野、荻窪、吉祥寺、三鷹、(武蔵境)、国分寺、立川だったでしょう。
吉祥寺、三鷹あたりの連続停車が少々気になります。
中電の性格を持つ列車は新宿立川ノンストップという形態をとれば(昔はありましたね)よさそうです。
ただ、中央線の場合は高尾から先は甲府盆地に抜けるまでが一苦労で、
長編成の中電を走らせるというのは常磐線のような交直流の壁よりも大きいかもしれません。
(比較して、東北本線の交直流の壁は大きかったといえます。)
次に、グリーン車の話題です。
まず、編成長が変わるという点に仰天です。
おいおい、ここでできるならもっと前からグリーン車なし12両編成にしろよ、
というような突っ込みは絶対にくるんじゃないかと思います。
今までは豊田の車両基地に入りきらないとか朝の2分ヘッドが出来なくなる等、
いろいろな理由のもと10両編成が固持されてきましたが、ここにきて大きな変更ですね。
東北縦貫線とは全くの無関係路線ですので、車両基地の容量はもとからあったということなのでしょうが、
もしかしたら中央線の新しい特急車両と関係があるのかもしれません。
https://www.jreast.co.jp/press/2013/20140203.pdf
9+3なのが結構においますよね。。。
JR東日本からのプレスリリースを見る限りでは青梅線も12両編成になりそうですね。
立川での4両分割は面倒でしょうし。
さて、グリーン車導入のメリットはダイヤの均整化にあると思います。
現在でも元祖非パターンダイヤといわんばかりの勢いで時間ごとの発着時分がずれまくっている中央線ですが、
私はラッシュ時の混雑均整が目標であろうと考えます。
グリーン車の導入によって朝ラッシュ時はすべて快速に統一されるでしょう。
立川や国分寺においてもグリーン車というかたちで着席サービスが受けられるからです。
平行ダイヤの採用により、ダイヤに柔軟性が持たせられます。
また、夕方もライナーはなくなると考えて良いでしょう。(特急は走り、ライナーはなくなる)
結局はパターンダイヤ化したほうがダイヤは安定感を持ちますが、
特急の本数が多く、快速区間も短く、支線である青梅線にある程度の輸送力を分配しなければならない中央線は
ダイヤづくりが難しい路線といえるでしょう。
グリーン車導入で想定される現象ですが、『グリーン券のちょっとした節約』がありそうです。
現状では一般型車両のグリーン車料金は50kmを境に値段が変わります。
中央線・青梅線においては東京から高尾、青梅駅において50kmを超えてしまいます。
しかも3〜5km程度といったほんの少しの距離です。ケチな人ならこのために200円加算は嫌ですよね。
なので行きは東京まで乗る場合でも、グリーン車は新宿までとか四ッ谷までとか
帰りは東京からギリギリ50km圏内の駅までグリーン車に乗るとかそういう現象が見られると予想します。
また、他の路線同様にグリーン車料金が高すぎるという意識から
日中の利用が少なくなりそうなので値段の改定も必要になるかもしれません。
現状では日中でも利用率が高いのは相変わらず東海道線ですね。
もうグリーン車文化が根付いているといって良さそうですが、競合する小田急でも有料特急は大人気、
熱海からもうちょい西へ行けば、名鉄や近鉄、南海などで有料特急を日常的に使う文化がありますし、
鉄道に乗るという意識が少し違うのかもしれません。
これは中央線とはだいぶ離れた話題なので、また別の機会に。
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